しいたけって美味しいですよね。
夏はバーベキューで焼いて食べたり、
冬はお鍋に入れたり、
いろいろな料理で美味しくいただけるしいたけ。
でも、このしいたけにもアレルギーがあるって知ってました?
夏に発症することが多い、しいたけアレルギーについて、
これから詳しくご紹介していきますね。
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しいたけアレルギー
しいたけアレルギーとは、
しいたけを摂取して、
数分から数時間の間に、
じんましんや、腹痛などの症状が出たり、
数時間以上経って、
湿疹が悪化したり、嘔吐や下痢をするといった症状が、
出ることを言います。
しいたけを初めて食べて、
アレルギーが発症する方もいますが、
今までは大丈夫だったのに、
ある日突然、
アレルギーの症状が出たという方もいます。
アレルギーは、
何が原因で発症するのでしょうか?
しいたけアレルギーの原因
夏場になぜしいたけアレルギーの発症が多いかというと、
バーベキューの季節で、
しいたけを焼いて食べる機会が多くなるからです。
焼いて食べるのが原因ではなく、
ちゃんと焼けていない、“生焼け”が原因なのです。
基本的にきのこ類は、
野菜ではなく、菌類なので、
生食はできません。
しっかりと火を通して食べれば、
食物繊維も多く、
ヘルシーで、栄養価も高いしいたけなのですが、
少しでも生で食べてしまうと、
アレルギーを引き起こしてしまう可能性があるので、
調理にも気を付けなければいけませんね。
しいたけアレルギーの症状
代表的な症状としては、
じんましんです。
しいたけを生焼けで食べてから、
口の周りがピリピリする、
唇が腫れる、
発疹がどんどん増えていく、などの症状があったら、
すぐに皮膚科へ行って下さい。
症状が悪化すると、
全身に発疹が広がって、
発熱したり、嘔吐や下痢による脱水症状になったり、
さらには、
アナフィラキシーショックを起こして、
呼吸困難や意識障害になってしまうと、
命の危険まで及んできます。
息が苦しい、
立っていられないほどフラフラする、などの症状が出てきたら、
救急車を呼んで、
すぐに病院へ行くようにしてくださいね。
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そこまで、重篤でないにしろ、
しいたけアレルギーによく似た“しいたけ皮膚炎”という症状があります。
“しいたけ皮膚炎”は、
しいたけを生焼けで食べてから、
1日から4日以内に、
胸や背中やお腹などに、
激しいかゆみのある発疹が出てきます。
ひっかいたような、
線状の発疹が特徴です。
ステロイド剤を塗って、抗ヒスタミン薬の内服で、
10日位で完治はするので、
皮膚科でしっかり治療しましょう。
“しいたけ皮膚炎”が
アレルギーと少し違うのは、
この後、しいたけを食べたからと言って、
再発するとは限らないことです。
しいたけアレルギーの検査方法
しいたけを食べて、
アレルギー症状が出た場合、
しいたけアレルギーの可能性が高いので、
病院で自分のアレルゲン(原因物質)を特定してもらうのが良いです。
その際、
まず問診で、
症状が出た経緯や、
普段の食生活などを聞かれます。
病院でアレルゲンを特定してもらおうと思ったら、
毎日の食事記録をつけて持参すると良いですよ。
アレルギーの検査の受診科は、
基本的には、皮膚の症状が強ければ皮膚科、
呼吸困難や、胃腸の不調であれば内科ですが、
大きい病院には、
アレルギー科という専門の科が設置されているところもありますので、
専門科に診てもらえると安心ですよね。
検査項目としては、
血液検査や、皮膚テスト、
アレルギーが疑われるしいたけを一定の間隔で食べて、
症状が出るかを調べる“食物経口負荷試験”などがあります。
アレルギーが出るのがしいたけに限定されている場合は、
一定の期間、完全に食べないようにする、
食物除去試験などがあります。
いずれにしても、
専門機関でしっかり検査をしてもらうようにしましょう。
しいたけアレルギーって何?気を付けておきたい食べ方と症状とは? まとめ
1 .しいたけアレルギーとは、しいたけを摂取して、数分から数時間の間に、じんましんや腹痛、下痢や おう吐などの症状が出ることを言う。
2 .しいたけアレルギーの原因は、しいたけの生焼けを食べたことによるものが多い。
3 .しいたけアレルギーの症状は、じんましんが多く、悪化すると、発熱、意識障害、呼吸困難などのア ナフィラキシーショックを引き起こす場合もある。
4 .しいたけ皮膚炎は、強いかゆみと、ひっかいたような線状の発疹が特徴。アレルギーとは異なり、し いたけを再度食べても、再発するとは限らない。
5 .しいたけをアレルゲンと特定するためには、専門のアレルギー科で検査をして調べてもらう。
しいたけは、
完全に火を通してから食べるようにして、
決して生では食べないようにしましょう。
そして、
万が一、アレルギー症状が強く出てしまった場合は、
迷わずに病院を受診してくださいね。
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