敏感肌だったりアレルギーがあったりすると、初めて使う化粧水が肌に合うのか不安ですよね。
一度アレルギー症状が出てしまうと、合う化粧水がなかなか見つからず、苦労するものです。
そこで化粧水でアレルギー症状を出さないために知っておきたいことについて、調べてみました。
アレルギーとは?
アレルギーは体の免疫反応が特定の物質(アレルゲン)に過剰に反応する免疫疾患です。
アレルゲンはアレルギー症状を引き起こす物質のことをいいます。
免疫は、体内に入ってきた異物を排除するために備わった機能で、人間の体には欠かせません。
免疫機能が正常に働くと風邪やウイルスなどから体を守る役割を果たすのですが、この免疫が過剰に働くと通常は害のないはずの食物や動物、植物などに対してアレルギー反応が出てしまうのです。
アレルギーには4つの型があります。
即時型といわれるⅠ型は、10分程度でヒスタミンが放出されてかゆくなるといったアレルギー反応が現れるものです。
花粉症やじんましん、アトピー性皮膚炎や気管支喘息、アレルギー性鼻炎などがその代表的なものです。
遅延型といわれるⅣ型は時間が経ってから(24~48時間後)ヒスタミンが放出されて湿疹やかゆみなどのアレルギー反応が出るもので、代表的なものにアレルギー性接触性皮膚炎、化学物質過敏、薬物アレルギーなどがあります。
接触性皮膚炎
接触性皮膚炎には刺激によるものと、アレルギーによるものがあります。
刺激によるものは皮膚に接触したものの刺激によって起こる皮膚炎で、その時の肌の状態によって大きく左右されます。
体調がよくなかったり、バリア機能が低下していると起こりやすくなります。
原因となるのはせっけんや洗剤など刺激の強いもの、衣類のこすれによるもの、おむつかぶれなどの慢性の刺激です。
一方、アレルギーによるものは肌の状態に関係なく起こりますが、一度アレルギーに反応してしまうと症状が治まってもまたそのアレルゲンに触れると同じ症状を繰り返してしまうのです。
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アレルギーの原因としては化粧品、毛染め剤、整髪料、貼薬、ゴム、消毒液、軟膏、金属などがあります。
症状は刺激性、アレルギー性どちらも同じで、赤みやほてり、かゆみや湿疹、腫れなどです。
そのためどちらの皮膚炎か見極めるのは素人には判断が難しいですので、そのような症状が出たらまず皮膚科など専門医に診てもらう必要があります。
化粧水でかぶれたら
化粧水を使って顔全体の赤みやほてり、かゆみや湿疹、腫れなどの症状が現れたら化粧かぶれが疑われますので、すぐに使用を中止してください。
化粧水を塗ってすぐに違和感を感じたら、すぐに顔を水で洗い流して、肌についた化粧水を落としましょう。
何日もその化粧水を使ってしまっていたら、肌にその成分が残っている可能性があります。
自己流の対処法では症状を悪化させてしまう危険があるので、専門医に診てもらいましょう。
アレルゲンを特定するため、皮膚科でパッチテストをしてもらうことをおすすめします。
化粧水でかぶれないためには
アレルゲンに触れないことです。
自分のアレルゲンが特定できていれば、そのアレルゲンとなる成分が含まれる化粧水を避けることが大事です。
最近の化粧水の外箱や裏面には成分の表示が義務付けられていますので、買う前によく見て選びましょう。
化粧かぶれの原因になりやすいものとして、香料・色素・乳化剤(ラノリンアルコール)・金属などがあげられます。
肌が敏感な方は、こういった成分を避けたほうがよいですね。
化粧水でアレルギー症状を出さないために知っておきたいこと まとめ
- アレルギーとは:免疫機能が特定の物質に過剰に反応する免疫疾患
- 接触性皮膚炎:刺激性とアレルギー性がある
- 化粧水でかぶれたら:すぐに使用を中止し、専門医に診てもらいましょう
- 化粧水でかぶれないためには:パッチテストでアレルゲンを特定し、アレルゲンが含まれない化粧水を選ぶことが大事
アレルギーは、それまで何ともなくてもある日突然症状が出ることがあります。
一度症状が出てしまうと、かゆくて本当につらいですよね。
アレルギー体質を自覚している方は、早めに病院でアレルゲンを特定してもらうことが大事です。
化粧水は毎日使うものですから、成分をよく選んで買いましょう。
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