お祝いの席から家族の団らん、そして一人の晩酌…様々なシーンで活躍の場面でお酒を呑むという人は多いのではないでしょうか?
そして、多々あるお酒の中でも「ビール」をチョイスする方は多いと思います。私自体は下戸なのでお酒は殆ど呑みませんが忘年会や新年会、送迎会等々でビールを注ぐ機会は多かったので…
スーパーやコンビニ等で気軽に購入出来る物や、その地域で作られた「地ビール」等、ビールと言っても様々な種類がありますね。
食べ物で言ったらカレー位には親しまれているのではないでしょうか?
ですが、そのビールを呑んだ際に咳やくしゃみ・鼻水が止まらなくなる、かゆくなる、蕁麻疹が出てしまう…という方もいらっしゃるかと思います。
その場合はビールがお好きでも残念です「ビールアレルギー」なのかもしれません。
今回はこの「ビールアレルギー」について色々知っていきましょう。一言でアレルギーと言いましても様々な原因があるようです。
暑い時期でも寒い時期でも年中楽しめるビールですのでアレルギーを持ってしまうのは残念ですが知っておけば対策もできますしね!!
私はお酒類殆ど呑みませんが…まずお付き合い頂けると幸いです。
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ビールアレルギーと言っても原因は様々
ビールアレルギーと言っても原因はビールそのものでは無く、ビールに含まれる成分がいずれかに反応してアレルギーを引き起こしているようです。
まずは「ビール酵母」ビールは麦芽を煮て麦汁を作りビール酵母を加え発酵させて作ります。ビールを作る上で重要なビール酵母ですがビール酵母にはヒスチジンという物質が含まれています。
このヒスチジンは子供の発達に大切な役割を持つアミノ酸のあのですが摂り過ぎるとヒステミン血中濃度が増加し蕁麻疹や呼吸困難を起こす事が知られているそうです。
パン作りに使うイースト菌にもアレルギーがあり、ビール酵母もイースト菌と同じ成分なのでイースト菌アレルギーの人はビールアレルギーを持っている可能性は高いようです。
次に「麦芽」です。小麦、大麦、ライ麦と麦にはグルテンという物質が含まれています。グルテンの中のグリアジンという成分に反応して起るグルテンアレルギーという症状があります。
ビールの原料となる「麦芽」も文字通り麦なので、グルテンアレルギーを引き起こす可能性は高いです。
その次はビールのみでは無いですが「アルコール」、飲酒によって花粉症のような症状や湿疹が出る事があります。これはアルコールアレルギーの症状です。
お酒の成分であるエタノール(エチルアルコール)は飲酒によって肝臓に運ばれ毒性の強いアセトアルデヒドに変化します。その後アセトアルデヒド脱水素酵素の働きで分解されますが、その分解前にアセトアルデヒドが肥満細胞を刺激してかゆみの素となるヒスタミンが発生します。これがアルコールアレルギーの原因となります。
ビールも例外なくお酒ですのでアルコールアレルギーの原因になります。
そして最後は「小麦」、小麦がアレルギーの原因になる事は有名ですね。ですがビールの原料は主に大麦なので関係無いのでは??と思うかもしれません。
大抵のビールは大麦で作られますが、小麦で精製されるビールもあります。小麦アレルギーの方が知らずに小麦原料のビールを飲んでしまった際は小麦アレルギーの症状が出てしまいますね。
このように、ビールを呑んだからビールが原因と言うよりは、ビールの中でも原因が分岐していると考えた方が良いみたいです。
小麦アレルギーの人がこのビールは大丈夫なのにこっちが駄目となると混乱しそうですね。
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呑んだ後の症状派??
原因が様々のように呑んだ後の症状も変わってくるようです。どんな症状があるかを見て行きましょう。
・ビールを飲んだ後にくしゃみや鼻水が大量に出る等々の花粉症に似た症状で長いと3~4日間続く事もあるそうです。花粉症と違うのは季節関係無くビールを呑んだ後に症状が出るという事です。
・アルコールは蕁麻疹を誘発し易く、中でもビール酵母に含まれるヒスチジンというアミノ酸が蕁麻疹や湿疹を起こし易くします。
・喘息を持っている人がお酒を呑んだ後に出る喘息発作をアルコール誘発喘息と呼びます。普段は収まっている喘息がアルコール摂取後に再発、悪化したりしてしまうそうです。
ビールもアルコールであるのは間違いありませんので喘息発作を誘発する事は勿論あります。普段喘息でなくとも、喘息のような発作、体のかゆみ等々の症状が出る人はビールアレルギーのどれかだと考えられます。
検査と対処はどうすれば良い?
アレルギー症状が出た場合の基本対策は症状と原因を知る事です。
ビールを呑んだ後にくしゃみやかゆみ等の反応が出るようになったら病院でアレルギー検査をしてもらうのが一番だと思います。
ですがどの科を受診すれば…と思うかもしれません。まずは症状に合わせて専門機関を受診するのが良いでしょう。
くしゃみや鼻水ならば耳鼻科、かゆみ、蕁麻疹、湿疹ならば皮膚科、そして喘息等の呼吸器官ならば呼吸器科というように症状に合わせた受診をまずするというのが大事です。
頭痛や吐き気等の症状が出る人は二日酔いやお酒が弱いからと考えずにまずは内科等を受診してみると良いかもしれません。
ビールアレルギーの原因は酵母、麦芽、アルコール、小麦と分岐していますので、それぞれの原因に対処した方法をとらなければなりません。
小麦アレルギーの人が知らずに小麦で作られたビールを呑んだ際にアレルギー症状が出た…等を防ぐ為には原因の素(小麦)が含まれていないか表示はマメにチェックしれば大体は防げます。
きちんと治したいのであれば専門の医師と相談しながら治していく事が大事だと思います。
生活改善や体質改善で良い方向へ行く場合もあるようなので健康に気を付けるのは大事ではないかと思います。
ビールアレルギーの原因は一つじゃない?呑んでかゆくなるのは??まとめ
・ビールアレルギーと言っても原因や症状は多々ある
・症状が出た場合は症状に合わせての医療機関を受診するのが大事
・原因を知り、症状を確認して対策をするのが大事
…以上でしょうか?
お酒と一言で言っても原料、製造方法、は多々あるようにアレルギーと言っても原因や症状が多々あります。
まずはそれらを知り、対策するのが大事ですね。これはお酒のアレルギーのみではありませんが。
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