夏も過ぎて乾燥する季節になってきましたね。特にアトピーの方には厳しい季節ではないでしょうか。
ただアトピーだからといってどんな人も同じ肌質かっていうと当然そうではないので病院で処方された保湿クリームが合わないといった人もいます。
またアトピーの人でも肌の状態っていうのは人によって違いますし、何にアレルギー反応をするのかも人によって違います。
本来、病院で処方された薬が一番の薬であるべきですが、アトピーに関しては保険適用できる保湿剤・クリームってのが3種類しかないんですね。ワセリンとペパリン類似物質と尿素のみです。んでワセリンはクリームに入らないのでクリームは実質2種類しかない…。
これでは肌に合わない人がいて当然ですよね…。医者が処方する薬が悪いとはいいませんが(がっちり合う人もいるので)、合わない人にとってはある意味地獄みたいなもんなので、ストレスは肌に良くないといわれているのに余計ストレスが溜まっちゃいますよね。
今回は病院で処方された保湿クリームがあわないが市販の保湿クリームはどれをつかっていいかわからない方へ100%ではないですが、おおよそどのような肌質にも合うだろう保湿クリームをご紹介いたします!
アトピーとは
アレルギー反応と関連があるもののうち皮膚の炎症を伴うものとされております。
アトピーという名称の由来は特定されていない・奇妙なという意味のギリシャ語 アトポスが由来で1923年にアーサー・フェルナンデス・コカとロバート・アンダーソン・クックによって命名されました。
アトピー性皮膚炎という医学用語として登場するのは1933年でアメリカ人のザルツバーガーという皮膚科医が皮膚炎と結びつけてアトピー性皮膚炎と初めて病名として使用したのが始まりです。
世界アレルギー機構の定義では広範囲の皮膚の炎症の場合は皮膚炎を使用し、アレルギー性鼻炎や鼻結膜炎があるというように共通の特徴があるアトピー体質の方の場合にはアトピー性皮膚炎と呼ぶよりアトピー性湿疹のほうが適切であると定義されてます。
アトピー性皮膚炎の肌の状態は具体的に以下の状態のことを指します。
・水分を保持する能力が著しく低い。
・皮膚のバリア機能が低く、外部からの刺激を受けやすい状態。
上記からもわかる通り、アトピー性皮膚炎は肌が乾燥しやすい状態となっております。
さらに皮膚のバリア機能が低くなってますので、汗や汚れなどといった異物が皮膚に付着しやすい状態ですのでそれに伴い痒みが発生するというメカニズムになりますね。
そのため、乾燥とかゆみにがまんできず、引っ掻いてしまい、肌がボロボロとなり、炎症を起こすという悪循環が生まれます。
アトピーの原因とは
アトピー性皮膚炎の原因についてはまだ解明されていないこともありますが、外的な要因として何らかの要因で皮膚のバリア機能が低下し乾燥状態の肌に対し、アレルゲン物質の侵入(汗や汚れなど)、ストレスなどの環境要因が重なり発症すると考えらえれております。
最近では大人になってからアトピー性皮膚炎を発症する例が多くなっており、大人のアトピー性皮膚炎の発症原因としては正直、様々な要因が考えられるので一概にこれといった要因はないです。
ただ子供の時、アトピー性皮膚炎を発症した人は大人が環境や食事を整えてくれて社会に出ても大人になってから受けるストレスほどのストレスは受けませんので比較的大人になってから完治する例が多いのですが、大人になってからアトピー性皮膚炎を発症した人は環境をすぐに変更することもできないですし、生活していかなければいけないですからすぐに治療に専念できるかというとそういう状況にならない、できないのが要因が絞れない理由です。
ただ外的要因でそうなる可能性が高い見方があるようですのでまず自身の生活スタイルを変えることから始めるといいかもしれませんね。
以下アトピー性皮膚炎が発症する原因と考えられているいくつかの項目に当てはまる人は予備軍かもうすでに乾燥やかゆみなどが軽度ではあるが発症しているのではないでしょうか。
・ほこり、ハウスダスト、ダニ、花粉などのアレルギーをもっている
・病気で免疫が弱っている
・日々寝不足が続いている
・日常生活でストレスを感じている
・不規則な生活をしている
というか、現代で上記に1つも当てはまらない人ってほとんどいないではないでしょうか。そのため現代人はアトピーに限らず、何らかの皮膚疾患を発症する可能性は常にあると思って差し支えないです。
アトピーで保湿したいが絶対やってはいけないことがある?!
アトピー性皮膚炎でも軽度の炎症が伴うものと重度の炎症が伴うものがあります。
重度の炎症を伴っている場合は保湿クリームではなく、まずステロイドか非ストロイドの塗り薬で炎症を抑える必要がありますで重度の炎症の場合は保湿クリームの前に炎症を抑えましょう。
保湿クリームには抗炎症効果はあるのですが、重度の炎症では意味がありません。
保湿はあくまで炎症を予防するものですから、重度の炎症状態の時に保湿クリームを塗っても効果がないし、逆に炎症が悪化する場合もあるので重度の炎症の場合はまず炎症を抑えることから始めることが完治までの近道になります。
またアトピーの場合、感染症を併発している場合があります。
炎症とカビですね。
炎症にはステロイド系の塗り薬が効くのですが、カビには効かず、むしろ増えます。
そのため、炎症だからといってカビが併発しているのに気づかずにステロイドを塗り続けるとカビがどんどん増えてしまい、悪化してしまう人が多いです。
ぱっと見、見分けがつかないので判断しろというほうが酷なのですが、わからない場合は抗菌効果がある塗り薬を塗るようにしましょう。
あとは月並みと言いますか以下のことがやってはいけないこととして挙げられます。
・夜勤・夜更かし
アトピーの方は特にやってはいけないですね。
当然ながら人間は昼働き、夜寝るという生活サイクルですから昼夜逆転生活をしていると当然自律神経が狂いますから身体のサイクルも狂います。
身体のサイクルが狂うともう想像できると思いますがいくら薬を処方してもまったく改善しないどころか悪化してしまうのでアトピーの人はこれは絶対に避けるべき事項として挙げられます。
・ストレスの高い仕事
これも夜勤・夜更かしと似てますが、ストレスを感じる仕事をすることで身体サイクルが狂いますので夜勤・夜更かしと同様にアトピーが悪化する要因になります。
ただストレスの低い仕事っていってもやってみないとわからないので夜勤のない仕事からまず選択するべきでしょう。
・過剰にリラックスすること
どっちなん?という声が聞こえてきますが、過剰にリラックスすることもアトピーにとってはよくありません。
リラックスしている状態が副交感神経優位の常態なのですが、副交感神経優位の人はアトピーが悪化する傾向にあります。
そのため、ちょっとした刺激(軽い運動など)を与えることがアトピー完治の近道になると考えれております。
・強いステロイドを塗ること
ステロイドは酸化して皮下に蓄積されていくものなんですね。
そのステロイドを吸収率が高い箇所、顔や陰部に大量に塗布するとそのまま吸収され蓄積されてしまいます。
酸化したまま蓄積されていると何かのタイミングで活性酸素を放出して炎症を引き起こします。
その炎症を抑えるためにはどうしたらよいか?というとステロイドを塗ることになるので悪循環に陥ります。
もうこの時点で手遅れかもしれません。なのでそうならないためにステロイドはなるべく使用しないようにして使用するのであれば非ステロイド系の塗り薬かステロイドの配合量が比較的マイルドな塗り薬を大量ではなく少量使用することを心がけることで副作用は軽減されます。
・暴飲暴食
アトピーは何らかのアレルゲンが引き金となって発症するといわれていますからアトピーの方が暴飲暴食している時点で自殺行為です。
ただ食べるなとはいいません。大量に摂取することのないよう腹八分目に抑える努力をしましょう。
アトピーの保湿ケア
さてアトピーの保湿ケアですが何を基準にしていいかわかりませんよね?
アトピーの特徴は前述したので割愛しますが、一口にアトピーといっても保湿のタイプがそれぞれでアトピーの特徴から考えると人によって肌に炎症を起こしていたりする場合もありますのでそのあたりも考慮したうえでケアしていかなければいけません。
保湿に効果的な成分
アトピーに効果的な保湿成分は以下です。
・グリセリンやアミノ酸類、尿素
尿素は刺激があるため、顔に使用するには不向き。
・ヒアルロン酸やエラスチン、コラーゲン
湿度が低くても保湿力を発揮する成分ですね。
・リピジュア、スフィンゴ脂質、セラミド、水素添加大豆レシチン
角質層の中に水分をはさみこむので前述の成分より高い保湿力を有している成分です。特にセラミドはアトピー自体が角質層のセラミドが不足している状態ですのでアトピーの保湿成分としてもっとも有効な成分といえます。
保湿クリームの役割
アトピーに必要な保湿剤は大まかに以下の2種類あるとされてます。
・肌表面を保護して汚れや水分の蒸発を防ぐ保湿剤
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肌表面に汚れが吸着することによってかゆみが生じ、掻いてしまうことで角質層いダメージを与えた結果、バリア機能が低下するという悪循環に陥りやすいのがアトピーですので、アトピーの人に必要なのはまず肌表面を保護する保湿剤が必要です。
代表的なものがクリームではないですがワセリンですね。
・肌の水分を保持する保湿剤
アトピーの肌は水分量が著しく低下してますので乾燥してます。
そのため肌に水分を与え、保持することが必要です。
アトピーに効果的な保湿クリームはどうやって選ぶ?
肌が炎症している場合は刺激があるものは避けなければいけませんので、肌表面を保護する保湿剤をまず選ぶ必要があります。
保湿クリーム以外ではワセリンなのですが、精度の高いプロペトやサンホワイトあたりが有効です。
保湿クリームにおいては肌の刺激になる可能性がある添加物を極力排除したバームやオイル、保湿クリームを選ぶようにしましょう。
ただ無添加なら何でもいいわけではなく、配合されている脂質の種類に注目してください。
オレイン酸などの不飽和脂肪酸が配合されている場合、角質層に浸透することで角質層内の細胞間脂質のバランスを崩すことがあります。そうなると逆にバリア機能が低下してしまいますので配合されている油の種類にも気を配りましょう。
炎症は起こしていないが乾燥している場合、肌に水分を与え保持する保湿剤が有効ですが、以下の3つに分類されます。
・外気の水分を肌に吸着するタイプの保湿剤
・水分を肌に抱え込んで保持するタイプの保湿剤
・水分を角質層にはさみ保持するタイプの保湿剤
保湿という点で上記でもっとも保湿力がもっと高い保湿剤は水分を角質層にはさみ保持するタイプの保湿剤になります。
代表的な成分はセラミドです。
アトピーの乾燥の原因はセラミドの不足であると前述しましたが、このタイプの保湿剤の主成分はセラミドですので炎症がおこっておらず乾燥が続いている方はセラミドが配合された保湿剤がおすすめです。
特に人間の皮膚と同様の構造をした天然セラミドかヒト型セラミドが配合されている保湿剤を選ぶようにしましょう。
ただ水に溶けにくい性質も持ち合わせていて化粧品に配合する場合、界面活性剤が必要となるのでその界面活性剤が肌の刺激になる場合もあり注意が必要です。
必ずパッチテストを行っていただくのとそれでも迷った場合は医師に相談しましょう。
アトピーに効果的な保湿クリームの使い方
アトピーの場合、一番に乾燥を防がないといけません。
通常の肌の持ち主よりも比較的シビアに管理しないといけないというのはもうわかっているはずですが、具体的にどう行うのかいかに説明します。
■お風呂に入ったらすぐ塗る
お風呂に入った後は時間経過に伴い、肌が蓄えた水分はどんどん蒸発していきますから保湿クリームはお風呂に入った後、早くつければつけるほど効果的です。
またお風呂から上がった後は体も温まっており、角質層がふくらんでいるので肌も水分を吸収しやすい状態になっております。そのため、ボディクリームをつけるタイミングとしては最適といえます。
あわせてお風呂に入るときに保湿成分が含まれている入浴剤をいれてお風呂に入るとより肌が保湿され風呂上がりの乾燥を防げていいのでおすすめです。
■過剰な保湿は厳禁
乾燥しすぎるのもいけませんが、潤いすぎる、保湿しすぎるのもアトピーにとってはいい状態といえません。
過剰に油分を与えてしまうと肌自身が自ら皮脂を生成する能力が低下してしまうと考えられております。
ここが難しいところではあるのですが保湿クリームの塗りすぎには注意しましょう。
■肌に異常が見られた場合即座に中止する
肌に異常が見られた場合は即座に中止しましょう。
体調不良の時やストレスで気分がすぐれないときもあると思いますので一概に使用している保湿クリームが原因であると断定はできないです。
外的要因か内的要因であるか、二つ同時に判断することは難しいので、まず外的要因から外していくのがよいです。
仮に結果として内的な要因だったとしても外的な要因であれば使用することを中止すればいいだけなので、まずは外的要因から外すということを普段が心がければ精神的に楽ですからストレスにもなりません。
外的な要因で症状が治まった場合は原因は当然保湿クリームが肌にあわなかったわけですが、その場合は保湿クリームが余ってしまいますよね?
もったいないことではありますが、お金より肌の状態、完治を優先しましょう。
アトピーに効果のある保湿クリームはどうやって選んだらいい?
まず保湿クリームを選択するうえでの何をポイントにして選択したらよいのかというところですが以下を参考にしてください。
■なんといっても保湿力が抜群のものを選ぶ
今まで説明した通り、アトピーは肌が乾燥していて水分を保持する能力が低下している状態ですので、保湿力が抜群に高い保湿クリームを選びましょう。
■余計な添加物が入っていないか必ず確認する
アトピーは外からの刺激に非常に敏感な状態ですので少量の化学物質が含まれていても反応します。
乾燥で角質層に隙間ができてますから体に良くない化学物質を含んだ保湿クリームを塗ると化学物質がすぐに体内に取り込まれてしまうのでアレルギー反応の観点からもよくないというより危険です。
■パッチテストを必ず行う。
添加物が入っていないかを確認してもわからないときはパッチテストを行うといいです。
パッチテストは使用を予定している保湿クリームが自分の肌に合うかどうかのテストです。
このテストを行うことによって購入前に自分の肌に合っているかどうか、判断できます。
アトピーにとって自分の肌にあった保湿クリームを塗るのは当然のことながら何よりも重要ですので購入前に必ずパッチテストを行うようにしましょう。
まとめ
アトピーは人によって何を使用するか千差万別なので一概に「この保湿クリームがおすすめです」なんて言えないですね(-_-;)
わたしはアトピーではないのですが、皮脂が出すぎるという脂性ですが乾燥もするという混合肌というやつです。アトピーの人に比べたらなんということはないのですが、ちと厄介な肌ではあります。
油をとるために、市販されている男性用の洗顔ペーパーで顔を拭いたと思ったら、そのすぐそばから乾燥してるんですよ。油取りすぎってやつです。どうしたらいいっちゅーねん(笑)
乾燥したらしたですぐにはできないですが吹き出物が首やら耳の裏にやらできちゃうんですよね。
あとよく肌に異常がみられるのが髭を剃った後ですね…。顕著です。
首に吹き出物ができるのは決まって髭を剃った後なので髭は頻繁に剃りたくないのですが剃らないわけにはいかないのでなるべくやさしく剃ったり、今現在はカミソリ自体に保湿ジェルがついているものがあるので剃っているそばからある程度ケアをしながら剃ることができるようになりましたからいい時代になりました。
時代が俺に追いついたな(笑)
幸いにも肌に関してはこれ以上悪化するといったことは今まで生きてきてないのでケアは最小限ですんでますからありがたいことです。
アセモともよく格闘してますね
。汗かいた後に放置するとすぐアセモができるので風呂入って汚れを落としてベビーパウダー塗るようにしてます。昔からこんな感じです。
昔といっても思春期の頃からで、ニキビは全開の時でしたね。あの時はニキビがなかなか治らなくて結構嫌な思いをしたもんです。まぁ今でもそのニキビが吹き出物という形ででてきてますからいまだに格闘しているという感じですかね。
なのでアトピーの人ほどではないですがケアしないといけないことや苦しみなんかはちょっとはわかりますので治るぞ、がんばれと言いたくなります。
アトピーの人ってよく肌を掻くのですが掻いた後に皮膚が落ちてしまうんですね。それをみてあからさまに嫌悪感を前面に出す人っていますよね?
そういうやつはマジで顔の形が変わるぐらい、ぶん殴りたくなりますね。アトピーになりたくてなってんじゃねーんだよって言いたくなります。
まぁ実際にそんなことしたらわたしがしょっ引かれてしまうのでできないのですがそういう人に遭遇したら胸くそが悪いままで精神衛生上よくないし、本当に手をだしそうになるので気持ちを落ち着かせるためにその場から離れるようにしております。
アトピーの人からしたらわたしの肌の悩みなぞ、鼻くそ程度ですが頑張ってケアしてきましょう。
今回はここまで。それではまた~。
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