花粉症の薬には種類がありすぎて何を基準に選べばいいのか分からないよね。

難しい成分名を言われても素人にはチンプンカンプンだし、加えて薬の効果は個人差があるなんて言われた日にゃ「全部試せってことなんか?」ってことになってしまう。

更に、薬には副作用があり、副作用の出かたも個人差があるっていうことだと「じゃあ一体どうすればいいの?」ってことになって結局医者の指示通りの薬か、薬剤師が一般的に勧める薬を言われるままに使いがちなんだよね。

 

そもそも花粉症を治癒できる薬は存在しておらず、花粉症の薬は予防や症状緩和の効果を期待できるものに限られている。

しかも薬というものは病状の治療効果に対してある程度の副作用を承知で開発されるものだから、副作用より治療効果があることを前提で使用しないと意味がなく、薬の選定を誤ると治療効果もなくお金を払って副作用のみ受けることになってしまうってことだよね。

また、花粉症対策は年間の数ヶ月に及ぶから、使いやすくてコストパフォーマンスの良いものを選ばないと結構バカにできない費用が必要だしね。

 

自分にあった花粉症の薬を見つけるためには、薬の目的と副作用の基本知識の習得と、自分にとって価値があるのか無いのかの判断ができるかどうかにがかかっているんだ。

効率よく自分に合った花粉症の薬を選定できるコツをここで紹介するので参考にしてみてよね。

 

 

花粉症の薬の種類とその効果を知っておこう


花粉症状は、花粉接触時にケミカルメディエータといわれるヒスタミンやロイコトリエンなどの物質が放出され、これらが神経を刺激して炎症や血管を広げる現象を誘発し、痒みや充血、ムクミ、鼻水、鼻づまりといった症状になることは知っているよね。

よって、薬の種類は大きく分類するとヒスタミンなどの放出を抑えるタイプと、放出された物質の働きを抑えるタイプ、そして炎症を起こした粘膜などをケアしたり、拡張した血管を元に戻す修復目的のタイプの3種類に分類できるんだ。

 

この3つの効果を得るために細胞系に働きかけるものや伝達系に働きかけるものなどいろいろな手段や成分配合が考案され、更に複合した効果を狙う薬も開発されて点眼、点鼻、内服など様々な形態で提供されるため、実に混沌とした状況に感じられる訳だけど、実際は3種類の効果を狙ったタイプと考えればいいんだ。

 

要するに花粉症状に効果のある薬は人それぞれというけど、薬の種類と効果がわかれば自ずと選定するタイプは絞られるので、後は自分の症状や生活スタイルに合ったものを見つけることが選定の定石になんだよ。

薬は自分の症状を把握して、その薬にどんな効果を期待するかってことを決めて選定することが大切だから、最初に簡単に薬の種類を整理しておくことにする。

 

抗アレルギー薬

ヒスタミンの発生を抑えるタイプの薬なので、予防的効果を期待する薬。

それほど強くない薬なので副作用も無いものが多いから、予防や軽い症状などはこれで十分効果が期待できる。

抗アレルギー薬でも、抗ヒスタミン薬が配合されているものと無いものがあって、予防効果に使うのか、症状緩和効果も入れるのかを考えて選定したいところだね。

 

ケミカルメディエーター遊離抑制薬

ケミカルメディエーター遊離抑制薬はヒスタミンやロイコトリエンの放出を神経伝達を抑制し抑える薬

効果はマイルドで即効性はあまりなく、2週間程度連続して使用することで効果が現れる。けど副作用の心配はほとんどないから症状の軽い場合はこれを試すのも一つの手段なんだ。

 

抗ヒスタミン薬

花粉接触で放出されたヒスタミンの働きを抑える対処療法的薬で、内服、点眼、点鼻など様々な薬が処方、市販されている。

症状緩和に対して即効性と効果が有り、花粉の飛散の多い日などに使用すると便利だけど持続時間は5〜6時間と短い。

くしゃみや鼻水、目のかゆみなどが酷く、我慢できない場合や大切な用事があって症状を抑え込みたい場合などに使用するといい。

抗アレルギー薬に比べると症状緩和効果は期待できるけど副作用も出やすく、種類によっては眠気、口の渇き、倦怠感などの症状がでるので、使用時には注意が必要だよ。

第一世代と第二世代の種類があり、第一世代は効き目が強いけど副作用が強く、喘息、排尿障害、緑内障など少し恐ろしい警告もある。

第二世代は第一世代の副作用を抑えた改良品で、より効果を抑える代わりに、副作用が出にくくなっている。いずれにせよ抗ヒスタミン薬は種類も多く、常用や自分に合わないものはやめたほうが良いよ。

 

抗ロイコトリエン薬

ヒスタミンと同様に花粉接触により放出されるロイコトリエンは粘膜炎症と血管を拡張する作用があり、目の腫れや充血、鼻づまりや気管支喘息などを起こす原因となる。

この薬はロイコトリエンの働きを抑制する効果があり、1週間程度の連用で効果があると言われているもので、副作用は下痢、腹痛、発疹、肝障害など言われているけど、それほど心配はいらない。

 

ステロイド剤

人工的な副腎皮質ホルモンが入った薬で、粘膜や皮膚の炎症を沈めて免疫組織の反応を低下させ、アレルギー反応自体を抑える効果が期待できる薬だ。

抗ヒスタミン薬より効果は強力で、花粉症以外の皮膚炎症治療の塗り薬などに多く使われている。

効果が現れるまでに1日程度かかるけど、即効性も欲しい場合は、抗ヒスタミン薬を配合してあるものもある。

部分に適用する点眼、点鼻、塗布するタイプから全身に作用する服用、注射など幅広いけど、強力な薬で副作用も強いので使用には注意が必要なので、緊急時というイメージで使ったほうが無難な薬。

 

血管収縮薬

文字通り血管を収縮させる効果のある薬で、ロイコトリエンなどで血管が拡張し鼻づまりや腫れなどがひどい場合はこの薬で効果が見込める。

交感神経を緊張させ血管を収縮させるもので、使用頻度が増えると効果も少なくなるので使いすぎに注意が必要なんだ。

花粉シーズンのうち特にひどい時期に使用するようにしたほうが無難な薬だよ。

 

 

症状から選択するアプローチ

症状改善効果のない薬を使用しても意味がないから、花粉症状に合わせて選ぶのも一つのアプローチだよね。軽微な症状、鼻汁くしゃみ系、鼻ずまりや目の充血系で選択可能なんだ。

 

軽微な花粉症状

文句なく抗アレルギー薬の選択がベストで、副作用も小さいから花粉シーズン前から服用し抗ヒスタミン薬が入っていないものから試すと良い。

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花粉シーズンに入って若干の症状が出る場合、我慢できなければ抗ヒスタミン薬の合成薬をためそう。

内服薬は血液を通じて体全体に作用するから目、鼻、喉など万能なんだ。

 

鼻水、くしゃみ、目鼻のかゆみ系

シーズンに入って花粉症状が出た場合で、抗アレルギー薬では症状改善もなく我慢できない場合に抗ヒスタミン薬使用を考えよう。

これらの症状の原因はヒスタミンによる粘膜炎症が殆どなので、症状が我慢できる場合は抗ヒスタミン薬の配合された抗アレルギー薬やケミカルメディエータ遊離抑制薬の選択をし、我慢できない場合に抗ヒスタミン薬を選択するなど症状に合わせて変えていくといい。

なぜなら抗ヒスタミン薬ばっかり常用すると効き目が感じ取れなくなるから、こういったアプローチはいざという時に薬の効果を最大限生かせるんだ。

また、抗ヒスタミン薬は点眼、点鼻など症状患部に直接投与することで効果が得られるよ。

 

鼻づまり、充血系

血管が広がることで起きる症状なので、抗ヒスタミン薬では歯が立たない。

この場合は抗ロイコトリエン薬、鼻噴霧用ステロイド薬、点鼻用血管収縮薬などの薬が効果を発揮するんだけど、まずは抗ロイコトリエン薬をで様子を見よう。

我慢できない場合にステロイドや血管収縮薬を使うのが良いけど常用はオススメしない。

 

 

季節から選択するアプローチ

花粉飛散の前、飛散開始から本格的なシーズン、飛散の終わりごろと3つのステージで考えた場合、それぞれのステージに適切な薬というものも決まってくるから、こういったアプローチで選定するのもアリだ。

 

花粉飛散前

花粉症状が出るのは花粉飛散のピークと思いがちなんだけど、実は花粉飛散が始まる時期に症状を発症する人が圧倒的に多いんだ。

だから花粉症の人は花粉飛散の始まる前から予防として抗アレルギー剤を服用することがお勧めだ。

この時期に抗アレルギー薬を服用すると、その年の花粉症状の軽減が可能となるのでバカにできないよ。

 

飛散開始から本格的シーズン

日によっては症状が酷くなる場合が多いので、いよいよ抗ヒスタミン剤などの併用を考えることが大切。むやみに使うのではなく、抗原回避を基本とし、どうしても我慢できない場合、点眼、点鼻薬を使用することから始めることをオススメする。

ひどい場合は迷わず医者に相談したほうがいいけど、医者の処方する薬のタイプは聞いておいたほうがよいよ。

 

シーズン終盤

症状判断ではなく、徐々に薬を減らす試みをすることが大切だ。

薬を使用し続けても花粉症は治癒しないから、原因であるアルゲンが少なくなる季節が来たと思ったら薬を減らすことが大切。

 

 

記録のからのアプローチ

自分にあった薬を選ぶ近道はこれ。

是非、実施して欲しいことと考えてる。

何事も試行錯誤しないと進歩しないし、花粉症は治癒しないから、長い付き合いとなるので、薬の記録蓄積が非常に有効な手段なんだ。

 

使用した薬と効果の記録

使用した薬のパッケージや処方箋に書かれる成分と、使った後の効果や副作用を記録してみることをオススメしたい。記録することでどのタイプの薬が自分に合ってるか、どんな副作用が現れるかがわかる様になり選定が非常に楽になるからだ。

 

使用した日時と効果の記録

日にち、使用した時間、その時の症状、効果が出るまでの時間と効果の持続時間。

喉が乾くとかの副作用など細かく記録をとればとるほと価値がある。

 

薬に費やした費用の記録

薬の記録には是非値段の記録を入れて欲しい。

自分がいくら費やし、どの程度の効果を得ることができたのかを理解することが大切なこと。

薬代はバカにならないので、コストパフォーマンスのよい薬選定をしないと損するよ。

 

 

まとめ

繰り返しになるけど花粉症を治癒する薬は存在しておらず、一生付き合い続ける症状なので自分にあった薬を見つけることが大切で、そのコツとして以下の3つをお勧めしたい。

・薬の種類と効果の知識をつけ、治したい症状に合ったタイプの中から自分に最適な薬を探すようにする。

・薬の選定は花粉飛散の状態の変化とともに最適な組み合わせを選び、必要以上に使用することは避ける

・使用した薬の成分、効果、副作用、値段の記録をつけることが最短で自分に合う薬を見つける近道

 

 



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