植物の多くは雄しべ・雌しべがあり、種を存続するため「大量にできる雄しべからでる花粉」が雌しべに付着(受粉)することで、次の世代へ繋(つな)がる種子を作るのです。
花粉の中で特定の花粉のミクロの形状が鼻の粘膜を刺激すると、身体に異物が入ったと認識し、生体防衛手段として抗体が作られます。
抗体が作られると花粉が入ってくると自動的に花粉を追い出そうとします。
その結果「くしゃみ・鼻水・鼻づまり」など起こすのです。
特に「鼻づまり」になると鼻呼吸ができなくなります。
「鼻詰まり」は一番苦しい部位で、かつ一番多いのです。
花粉症は一種のアレルギー症状なので、人によっては抗体を作らず、花粉症に無縁の人もいるのです。
花粉症になるとまず呼吸をする入口の鼻部が炎症します。
どのような花粉が花粉症を起こし、どのような対策が効果的か調べてみました。
花粉症を引き起こす植物とは? 鼻の典型的症状とは?
すべての植物の花の花粉が花粉症を引き起こすのではなく、
★春型(2月下旬~6月)にスギ・ヒノキ・ハンノキ・白樺といった木が主体
★夏型(5月~9月)に野山のほとんどの雑草でイネのような単子葉植物
★秋型(8月~9月)にブタクサ・ヨモギといった草が主体
が代表的です。
春型だけ、しかもスギ・ヒノキだけに反応する人とか、春から秋の多くの植物に敏感に「くしゃみ・鼻水・鼻づまり」などの症状を訴える人とか人によって千差万別です。
鼻の典型的症状で一番つらいのは「鼻づまり」です。
これは花粉が鼻に入ることで炎症を起こし鼻の粘膜が腫(は)れて、空気が通る気道が狭くなってしまうからです。
この「鼻詰まり」の症状を訴える人が一番多いのです。
鼻呼吸がスムーズにできないので、下記のような辛い症状を訴える人が多くいます。
★口から息を吸うため、口と喉(のど)が渇(かわ)き、咳(せき)が出やすくなります。
★鼻が詰まっているので匂いが分からず、食事が単調に感じます。
★鼻づまりで不眠症、起床しても頭が重く仕事が手につかなくなります。
特に幼児でこの症状になると、親も見ているだけでかわいそうで、何とか楽にさせたいと思うものです。
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鼻の花粉症の予防対策とは?
予防策は単純ですが、花粉を吸い込まないようにすることです。
これは実際にはそれほど簡単ではありません。
十分注意を払って何とかできるものなのです。
具体的には
★花粉情報は毎日チェックし、多いときは外出を控えます。
★外出時は肌にしっかり密着するマスク・メガネを着用します。
★外出時の服装は花粉を簡単に払い落とせるポリエステル製などの素材の洋服を身に付けます。
★住居は花粉が多く飛散するときは窓を開けず、エアコンで換気します。
エアコンの吸気口に市販の交換できる花粉除去フィルターをつけ、定期的に交換します。
自分でできる鼻づまり解消対策とは?
一番効果的なのは、「鼻の温湿布(しっぷ)、すなわち鼻を湿気のある状態で温める」ことです。
以下のような方法があります。
★体温以上(40~45℃)の湯にタオルを浸し、緩く絞って鼻を中心に目までタオルで覆います。
温かみを感じなくなったら、再度繰り返します。
★熱め湯(40℃前後)を洗面器に入れて、顔をつけます。
★熱めのお風呂に浸かり湯気を鼻から吸い込みます。
★スチィーマー美顔器を鼻部に重点的に充てます。
次に効果的なのが「軽い運動」で鼻詰まりを解消できます。
★軽いジョギングで血行を良くすると自然に鼻が通ります。
その他鼻腔拡張テープを張ったり、口の中で舌を上部に平らになるように押し付ける方法もあります。
自分で対策をとってもどうしても症状が改善しない場合は、お医者さんに診てもらいましょう。
まとめ
近年花粉症で「鼻づまり」に悩む人が増えています。
スギやヒノキが成長し花粉飛散量が増えたからとか、ストレス社会でアレルギー体質の人が増えたからとか色々な説があります。
現在花粉症で深刻に悩む人に、花粉症を引き起こす植物・発症のメカニズム・典型的症状・予防法・症状を軽くする方法について調べました。
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