食品のアレルギーを持つ人は年々増えています。幼い子供…赤ちゃんから食物アレルギーを発症する場合もあるそうで、その中で多いのが「卵」のアレルギーである「卵アレルギー」です。
私は昔、スーパーの総菜コーナーで責任者をしていた事があるのですが、若いお母さんらしい女性に何度か「この商品(コロッケ等のばら売り惣菜)は卵が入っていますか
?」と尋ねられたことがあります。
その時はあまり深く考えてなかったのですが今思うと卵(又はそれに関連する)アレルギーの子がいらっしゃる方だったのかな?と思います。
私は、アレルギーを持っていないのですが、普通だったら害が無い物がその人にとって害になってしまう…というのは大変だし酷な話だと思います。
それが自分で判断が出来ない赤ちゃん…となるとお母さんは気を張らなくてはならなくなります。大抵の食品には卵が入っているのですから。
ですので、私では役不足ですが、赤ちゃん期の卵アレルギーに対して一緒に考えさせてください。
今更だけど卵アレルギーって何?調べられるの?
アレルギーは様々あります、今回の卵アレルギーは「食物アレルギー」の分類です。
普通、人間の体は外から侵入するウィルスや細菌に対して抗体を作り出し対抗しようとする免疫反応が備わっています。この免疫反応が過剰になり本来は体に害のない物質に対しても抗体を作り出してしまうのが「アレルギー」という事らしいです。
簡単に例えると、外部から侵入する悪者に対して屋敷を守る為の用心棒がいるけども、屋敷に害が無い客人に対しても悪者と認識して用心棒が攻撃してくる状態…とでも言うのでしょうか?
消化機能が未熟な赤ちゃんは卵等の特定の食品を食べた時アレルギーを発症しやすいらしいです。卵を食べた時に起こるアレルギーが「卵アレルギー」で、特に卵白に含まれる成分がアレルギーの元「アレルゲン」となってアレルギーを引き起こすそうです。
症状については、個人差があり、かゆみや湿疹、赤み、じんましん、下痢嘔吐とあり、酷い時には呼吸困難や急激な血圧低下や意識障害を引き起こしてしまい命に関わる事もあるそうです。
テレビやドラマ等でアレルギーを取り上げた際、命に関わる事を大きく取り上げられますが単純にかゆくなる、赤み等の軽度の症状だって立派なアレルギー症状なのでそういった症状が出た場合は何を食べさせてそうなったかを把握して医師に相談するのが良いと思います。
離乳食ではなく現在は母乳のみ…という場合でもお母さんが食べた物に含まれるアレルゲンが母乳に混ざってアレルギー反応が起こったという場合もあるそうなので気を付けてあげてください。
アレルギー等は血液検査等で確認ができるそうです。「赤ちゃんに血液検査!?」と思うかもしれませんが生後4~5カ月程で血液検査が可能との事らしいので気になる方はまず医師に相談してみるのが良いと思います。
食べ物はどうするの?生活は??
自分の子が「卵アレルギー」と判った場合、様々な心配が頭を過ると思います。離乳食やこれからの生活はどうする?等…卵をしようした食品はお菓子からお惣菜と幅広いですし。
まず、離乳食はアレルギーの程度に合わせた除去食(卵が入らない食事)を準備して赤ちゃんの反応を見ながら少しずつ卵を食べさせていく…そうです。但し無理はさせてはいけません、医師と相談しながら進めて下さい。
母乳にアレルゲン成分が混ざってしまう場合があるのでお母さんは卵等を食べすぎないように注意してください。
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外食や市販お菓子、マヨネーズ等の食品添加物や卵成分を含む可能性のある食品添加物(レシチン、乳化剤等)も避けるようにして下さい。アレルギー表示や成分表示に注意して食品を購入してください。
小さな食品(容器の包装面積が30平方㎝以下の物)や表示義務の無い量り売り方式のお惣菜等は店員さんに確認をするようにして下さい。
幸か不幸か、現在は、そんな悩みを抱えた方の為の食品が比較的に手に入り易いです。一時期目にした「マクロビ」も卵や乳製品を使わない食生活の為、そういったレシピは多いです。同じ悩みを抱えた子やお母さんもいらっしゃるので一人で抱え込まずに色々な方面に助けてもらってください。
保育園や幼稚園に入る場合、医療機関や園と連携しながら給食に配慮してもらう必要があります。アレルギーがある場合入園出来ないという所もあるそうなので園の見学時には確認をする必要があります。
アレルギー持ちの子は入園出来ないとだけ書くと酷いですが。園の体制もありますし。一人ひとりの個性がしっかりある子供を何人も預かる側としては子供を預かる時から返す瞬間まで元気で健やかな状態でお返ししたいでしょう。
お子さんに万が一の事がある危険性がある場合、その子の事を考えると最善なのだと個人的に思います。
治る?治らない??赤ちゃん期のアレルギー
アレルギーが出てしまうと日々の食べるものに気を付ける必要がありますが。食品表示や成分を確認する癖が付いてしまえばそれほど苦にはならないと思います。
おやつ等も卵や卵成分の入る添加物を除いたお菓子のレシピも多いようですので、アレルギーは確かに大変だし不安はありますが神経質にならずに!!
そして、驚いた事に赤ちゃん期に発症したアレルギーは3歳を過ぎる頃には自然と治る場合が多いそうです!
それは、腸内の免疫機能が成長と共に発達した事で卵等のアレルギー食品を害では無いと認識出来るようになるからだとか…
ですがそのままアレルギーを抱えたまま成長していく場合だって当然あります。ですが、現在はそういう方々に向けた食品や生活方法の提示が多いです。
私はアレルギー持ちでは無いのであまり偉そうな事は言えませんし言う資格はありません。
ですが、神経質になり過ぎずにアレルギーと上手に付き合っていくのが良いのだと思います。
うちの子が卵アレルギー!?赤ちゃんの食物アレルギーについて考えよう!!まとめ
・赤ちゃん期のアレルギーは消化機能が未熟なために起こる事が多い
・症状に合わせて医師に相談して検査等を行っていく
・卵や卵成分に注意するためにアレルギー表示や成分表示に気を付ける
・保育園や幼稚園入園の際は園や医師に協力してもらい給食等で配慮してもらう
・園によってはアレルギー持ちの子は入れない場合もあるので確認する必要がある
・赤ちゃん期のアレルギーは治る可能性も高い
…以上です。
アレルギーは好き嫌いじゃなくて関係なく体の拒否なので辛いモノは辛いと思います。
理解が得られなくて困っている人やお母さんも沢山いらっしゃると思います。「自分はアレルギーじゃないから関係無い」ではいけないと思います。
ですが、積極的に助けろという事ではありません。ただ「そういう悩みを抱えている」という事を頭に置いておく…というのでも良いと思います。
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