痒みや湿疹を伴い、完治に時間がかかるイメージのあるアトピー性皮膚炎。再発もしやすい特徴を持つこの病気は、幼少期にかかりやすいイメージがありますが、過度のストレスや環境の変化など条件が揃えば成人でも罹患する可能性が高いものなんです。
アトピー性皮膚炎は、環境の変化や遺伝、ストレスや体質などが要因とされていますが、実際は「皮膚の常在菌」もその原因の一つとされているんです。
「皮膚常在菌って?」
初めて聞く方も多いのではないでしょうか。要因の一端がわかれば完治に向けて対処しやすくなりますね!
アトピーと皮膚の常在菌との関係性についてポイントをまとめましたので、見ていきましょう!
アトピー性皮膚炎とは?
なんとなく、皮膚の病気というイメージはあっても、身近に発症した人がいないとあまり詳しくない人が多いのではないでしょうか。
アトピー性皮膚炎は、外部刺激から肌を守る機能が低い状態の人がかかりやすい病気です。
また、免疫力に関係のある血縁関係者から遺伝として発症することもあります。
まれに成人してから発症する人もいますが、そうした人は過度のストレスやもともと保持していたアレルギー反応によってというケースが多いようです。
痒みや湿疹を伴うこの病気は、再発を繰り返す病気でもあり、やっかいな病気としてのイメージが強いのも、こうした特徴からでしょう。
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皮膚常在菌って何?
聞き慣れない言葉ではありますが、常在という言葉通り常に体に存在するのが常在菌であり、皮膚常在菌は皮膚の表面に存在しています。
善玉菌、日和見菌、悪玉菌などといった菌がそれに当たるのですが、これらは皮膚上で皮脂や汗をエサにしています。心身ともに健康で、善玉菌が活発に働いていれば特に問題もないのですが、体調の変化やスキンケアの不足などでこの善玉菌が不足するといった事態が起こると大変です。途端に日和見菌、悪玉菌の影響を受けてしまうのです。
肌の不調を考えるとき、CMなどの影響から角質層に注目が行きがちですが、こうした皮膚常在菌も充分に要因として関わっていると言えるでしょう。
皮膚常在菌がアトピー症状に与える影響とは
アトピー症状が悪化すると傷口がぐちゅぐちゅとして膿んだようになりますが、これは悪玉菌である黄色ブドウ球菌が傷口の体液をエサとして増殖している証拠です。善玉菌が減少し、悪玉菌が圧倒的な数に増殖し活動をしていると、アトピー症状はどんどん悪化していくのです。
肌の保護機能が低下している状態とは、皮膚常在菌のうちの善玉菌が減少し、日和見菌や悪玉菌などが優位に働いている状態であると言えます。3つの菌がバランス良く存在している内は問題はありません。
適度な運動が必要!
解決策としては、皮膚常在菌は汗や皮脂をエサとしていますので、これらを増やすことです。エサが減っては、バランス良く活動することが出来ないのです。そのため適度に汗をかくようにし、皮膚常在菌を減らさないようにすることです。
よく健康には程よい運動が必要と言われますが、アトピーにも同じように、程よい運動で汗をかくことが必要であると言えます。
皮膚の常在菌って?アトピー治癒に知っておくべき4つのポイント!! まとめ
- アトピー性皮膚炎とは、肌の免疫機能が低下し、痒みや湿疹を伴う病気のこと。遺伝やストレスなど様々な要因によって発症する。
- 皮膚常在菌とは、善玉菌、日和見菌、悪玉菌のこと。皮脂や汗をエサとして存在している。
- 善玉菌が減少すると肌に悪影響を及ぼす。
- 適度な運動で汗をかくことで皮膚常在菌のバランスを保つ。
私達の体は色々な菌がバランスよく活動することで均衡が保たれ、健康を維持しています。不規則な生活や過度のストレス、大きな環境の変化などでこれらのバランスが崩れるとあっという間に不調につながるのです。
こうした体のシステムを理解し、適度な運動、適度な食事、適度なストレス環境を心がけることがアトピーを始め、病気に対する必要な姿勢と言えるでしょう。
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